【研究会設立趣意】
今日の日本は、残念ながら平和で治安のよい社会とは言い難い状況となりました。毎日のように何の罪も無い市民の生命、身体、財産が不法な暴力や悪意によって侵害されている事実は、皆様も十分ご認識の通りであり、また日常生活において皮膚感覚で様々なリスクや危機を感じられたご経験をお持ちかと思います。
私達湘南修武館は、司法や行政に社会治安の維持向上を委ねつつも、『自らの命、身体、財産は自らで護り抜く』ことの今日的重要性を認識し、ここに『護身格闘術研究会』を設立しました。
まだスタートしたばかりの研究会ではありますが、今後は以下の活動に取り組み、地域社会のお役に立ちたいと考えております。
1.ストリートファイトに耐えうる護身格闘術の考案
現在、空手、柔道、合気道、剣道など様々な武道が普及していますが、残念ながらその大半が、厳格なルールに則り、審判立会いの元で勝敗を競う(或いは相手と組み合う)格闘技であり、基本的には競技スポーツの領域に留まっています。
しかしながら、実際に刃物や武器を持つ悪意のある者の攻撃に対しては、残念ながら現在の武道で対抗することはかなり難しいと言うのが我々の基本認識です。
そこで、空手をベースとして、柔道(術)、合気道、剣道、琉球古武術、警察逮捕術、自衛隊格闘術など様々な格闘術を総合的に研究し、素手対素手、武器対素手、武器対武器など、リアルな実戦局面で活用しうる総合護身格闘術の考案を図ることとしました。
(鍛錬も普段着、シューズ着用をベースに実施します)
2.知力(インテリジェンス)、胆力(パワー)の養成
身体を護る技術を習得するだけでは、真のセルフディフェンスとしては不十分と考えます。 社会に 潜む様々なリスクを理解、予見し、そのリスクに近づかない生活行動や、万一遭遇
してしまった場合の回避策(法的知識を含む)、その場を乗り切るための交渉術や胆力(体力・気力)、或いは怪我の応急措置法などを身に付けておくことも重要であり、専門講師による座学講習なども検討して参ります。
3.啓蒙・普及活動への取り組み
当初は私的研究会としてスタートし、徐々に技術・ノウハウを蓄積しながら、湘南修武館会員に止まらず、地域社会や学校、企業の皆さまにその成果をお役に立てて頂く機会(ex.警察機関と連携した防犯講習会やインストラクターの養成・資格認定など)を設けたいと考えております。(将来はNPO法人化によ
る活動を想定しております)
研究会に関するお問い合わせは沖縄上地流唐手道協会東京本部までメールでお願いします
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